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単身赴任おじさんの気ままな旅日記

大井川鉄道の小さな旅 Part..1 [平成17年11月の旅日記] 


新金谷駅前 朝早くて誰もいない!

11月初旬、私はひなぴた駅の入口に立ち、「やっと来れましたよ」と独り言を口にして、ここに来るまでの長〜い道程を思い浮かべ・・・「ハックション!!」
寒さでそれどこじゃありません!!感傷に浸るほどたいしたこともなく、ただ計画をして3年目に、やっと実行できた嬉しさをかみ締めています。


ここは、静岡県島田市の金谷町で、旧東海道で越すに越されぬ大井川で有名な江戸時代の宿場町・金谷宿です。ここに足を運んだのは、現在では数少なくなった蒸気機関車、俗にいうSLが現役で走っている大井川鉄道に乗るためです。
大井川沿いを元気に走るSLは以前に見かけたことがありますが、なかなか乗車する機会に恵まれなく(実は、乗車費用が貯まらなく)地元に居ながらテレビなどの番組を観て、好きな所へすぐ、自由に行くことができない生活苦で泣いていました(?)

日々辛抱!塵(ちり)も積もればごみとなる(?)のたとえにあるように、きょうは生活費の全てを財布に入れ、決意をこめて家を出てきました。

静岡駅〜金谷駅まではJR東海道本線に乗り、通勤通学の方を眺めながら、比較的空いている車内から変わりゆく景色を楽しみながら、途中一度乗換えをし、無事に目的の金谷駅に到着です。

駅前に出て右手方向へ歩き始めると、ゆるやかな坂道沿いに旧宿場町を偲ばせるものがあり、久しく歩いていない旧東海道の散策を思い出しました。金谷の石畳を登り、菊川の集落を越えて、急な上り坂が続く小夜の中山峠で辛い思いをしましたが、頂上・尾根の茶畑内散策は非常に気分爽快だったことを思い出しました。


SL指定席券を購入

おじさんは機関車よりも速く!

金谷宿は、大井川越えの場所で、写真を撮った以外は町内を散策してませんね!(反省)
金谷駅〜大井川鉄道始発駅の新金谷駅まで、徒歩で20数分くらいかかりましたが、古い家並みもありそれなりに楽しめました!


大井川鉄道新金谷駅に9時過ぎに到着。まだ朝早いこの時間帯は、品物を運ぶ車が行き来しているくらいで、私みたいな観光目的の人は誰もいません。まずは乗車券を買わなければ・・・と思い、受付の若い駅員さんと交渉開始!?「安くしなさいよ!?」「えっ!」思いがけない言葉に、驚きの表情がかわいい!
おじさんのとっぴな値引き交渉に一度は退いたおにいちゃんから「三千万円です」と軽くかわされ、互いの目を見て、その目に本気と冗談の違いがあっても、商談成立。
千頭駅までのSLと南アルプスあぷとで終点の井川駅までを購入。片道3,000円十SL急行指定料金。

蒸気関車の出発は午前10時8分。まだ十分待ち時間があるので、駅周辺を散策するつもりで駅のドアを開けると、大型の観光バスが横付けされて、大勢の観光客が降りてきました。その後、10時の列車出発時刻に合わせて、数台のバスが到着。バスから降りてくると一様に洗面所を目指して我先にと小走りに向かう姿に、我慢していた人々が取る連鎖的な行動を観察させて頂きました。

平日朝の時間帯に、この小さな駅の中とその周辺にわんさと人が群がり、この集団がみなSLに乗車目的かと思うと・・・!!こりゃ!大変だ。案の定、「記念写真をどこで撮ろうか」「写してや!」「集まれよ!」ひとり静かに旅をすることを願っていた私は、うんざり!

発車時刻が近づいてくると、騒がしさは数段増して、改札口から集団がホームに流れ込みはじめると、蜂の巣を突いて巣を落とした所の場面を連想する混雑と各々の行動!皆、元気すか? 3・2・1・フオー!
集団移動の場合、添乗員さんの力量が問われますが、今回はまずまずでしょうか?騒がしすぎた女性の添乗員の方がお一人!機関車の蒸気の音より聴こえていましたが、大変な仕事ですね!以前、私も社内旅行の幹事役を2年連続でやらされましたが、バス2台で移動の1泊2日間は、添乗員さんとともに疲れ果てた苦い思い出が蘇りました。ポッポー!!

さて、SLの旅は、定刻に新金谷駅を出発し、時速30kmののんびりした速度で千頭駅までを1時間16分かけて走ります。
大井川沿いの景色を楽しみながらの旅は、昔の小さく狭い座席に、若いカップルがわざわざ手をつないで座らなけれぱもっと楽しい旅になったはずなのに!? ガタンゴトン!
川沿いの川根温泉を通過するときに車内で歓声があがりました。露天風呂の男性陣が立ち上がり、桶を片手に手を振っている風景に沸いていますが、私は全く興味がありませんので・・・?



大井川の流れ

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