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単身赴任おじさんの気ままな旅日記

富士山・お中道から大沢崩れを散策 Part..1 [平成17年10月の旅日記] 

それは一通の白い封筒を開いた瞬間(とき)からはじまりました。中には新聞の切抜きが1枚あり、手にしてみると山歩きの紹介記事 = 富士山お中道を歩いて大沢崩れを散策した報告記事でした。

メモ用紙に添え書きがあり、この夏富士山頂に3回登ったあなたが、ここを歩くと脱帽をしますよ!何!?お中道から大沢崩れまで歩くと脱帽!別に脱帽をしてもらわなくても、金券でもプレゼントをしてもらう方が嬉しいが・・・!実に嫌なメモ書きです。


富士山へのご縁は、静岡へ赴任してから、まず遠くから見えるお山の雄大な景色に感動し、次に、麓周辺をドライブして、ため息!富士山スカイラインを走り、富士宮口新五合目の駐車場まで車で登ったときには、標高2400mのため、軽い息切れがしました。
しかしここから見える壮大な雲海の景色は初めての体験で、これまで山登りなど興味のなかった私はすごい感動をうけました。

御庭駐車場と富士山スバルライン


雲海の向こうにアルプスの山々が

思い返せばこの後、富士山への挑戦を繰り返す出発点となりました。
翌年夏の富士山頂への初挑戦は辛かった!途中で何度も止めたかった!息苦しかった!
しかし、山頂までたどり着き観たあの朝の御来光に凄い感動をうけ、心に焼きつきました。

そしてこの夏は頂上に3回登りました。夏の登山を計画したときに、まずは4ルートの登山道を一通り走破し、次の目的地が大沢崩れでした。大沢崩れに関する資料は一般的な雑誌には記事がほとんどなく、富士山の未知の場所です。

大沢崩れと関係が深いのが、富士山の五合目付近をぐるりと一周する道で、今はその道も廃れて森に帰り、完全に一周は出来なくなりました。この道は江戸時代から“お中道(おちゅうどう)”と呼ばれており、富士山信仰する者で、山頂に3度達成した者がはじめて歩くことを許される、信者にとって最上級の修練の場だったようです。

正確な情報ではありませんが、一周約25km、古書では十三里(?)かなり数字に差があります。
いずれにしろ、富士山の中腹を一周すると思うと、当然、麓の吉田口浅間神社から五合目まで登り、ここで小御岳神社に参拝して、右回りで歩きはじめて…概ねここまで登りで7時間はかかり、富士山一周となると数日は必要と思います。考えるだけで楽でない道を、年間100人は下らない信者の方が走破されていたそうです。

9:17駐車場の上、ここから登ります。


木立の中の石畳を歩いて

さて、お中道を歩けるのは富士山頂に3回以上登った者だけに許された道で、現在は、富士山信仰も薄れて何の拘束もありません。私は4回登っており、一応資格があると思い、来年の計画で、富士山散策にお中道とその先にある大沢崩れを予定していました。それを察してかどうかは分かりませんが、大沢崩れまで走破したらどう!?これは私への挑戦だ!!

封筒を開けて3日後、私は挑戦を受けてたち、早くも富士山を目指して、まだ朝早い国道1号線を走り、この夏・7月以来の富士スバルラインに入りました。2000円!通行料が堪えますが、仕方がありません、男としてのけじめをつけるためです!


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